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2012年08月25日

毎日新聞(愛知版)掲載

大須演芸場の独演会に合わせて
名古屋の毎日新聞がぼくの記事を取り上げてくださいました。

いつもの如く無断転載です。

毎日新聞(愛知) 2012年8月23日名古屋


「らくだの寝床 東海落語事情」

打ち返せるか その笑い
ブラックvs馬るこ 壮絶焼き肉バトル

 東京・日本橋のホテルで4月末に開かれた「第6回落語一番勝負・若手落語家グランプリ」。本選出場は予選を勝ち抜いた4人の二つ目。来場者約500人による投票の結果、鈴々舎馬るこ(32)が優勝した。賞金は10万円。
 馬るこが入門当時から抱いていた夢のひとつは、健啖家の師匠、馬風(72)に焼き肉をたらふくごちそうすることだ。それもコンクールなどで勝ち取った賞金で。「師匠孝行できるぞ」と馬るこは胸の内でガッツポーズを決めた。
 名古屋から駆けつけたファンが、ビデオカメラを構えて馬るこに声をかけた。「名古屋のブラック師匠に喜びの声を」。このファンは快楽亭ブラック(60)のひいき筋で、ブラックと馬るこの落語会も主催する。
 ブラックは現在、名古屋の大須演芸場をホームグラウンドに定め、1年の3分の1近くは大須に出演している。大須の楽屋で寝泊まりしながら出演する芸人は多く、馬るこもその一人だ。向けられたカメラに賞金袋を見せながら「おかげさまで優勝です。賞金で師匠を焼き肉に招待しますよ」と語りかけた。
 馬るこは師匠馬風に孝行できるうれしさをブラックに伝えたつもりだったが、言葉が決定的に足りない。ビデオを見たブラックが「俺を接待してくれるのか」と喜んだのも当然のことだ。
 優勝から2ヶ月後の6月1日から10日間連続で、馬るこは大須に出演した。初日、ブラックに「賞金で馬風師匠にごちそうさせていただきました」とあいさつした。ブラックは気付いた。「なんだ。接待の相手は俺じゃないのか」。だが、ビデオの馬るこはブラックに対して「師匠を招待」と言った。だから「俺は馬るこに招待されなければならない」と考えた。
 大須は出演者が一巡して1公演だ。平日は2公演、土日は3公演が行われる。客席は入れ替え無しだから、客は同じ演者を2回あるいは3回見ることができる。
 3日の日曜日、ブラックは1公演目の高座のマクラで、馬るこの焼き肉発言の説明を始めた。「ひどいヤツでしょ。俺に焼き肉をおごるといいながら逃げ回ってるんです」。爆笑の客席。舞台袖で聴いていた馬るこは、のけぞった。「ブラック師匠は誤解してるうえに、根に持っている」
 大先輩が投げてくれたボールは、自分の高座で打ち返さなければならない。馬るこは次の高座で古典落語の「死神」をかけた。この演目には死神を退散させる呪文が登場する。呪文をどう設定するかが演者の腕の見せどころ。馬るこはアドリブで呪文を「ブラック師匠、誤解です。接待の相手は馬風師匠です」とした。そんな呪文があるものか。ブラックの高座で事情を知った客は大受けに受けている。
 2回目の公演。ブラックは古典「お血脈」をかけた。善光寺建立の由来となる仏像が、旅人に毒蛇退散の呪文を教える場面。呪文は「言い訳ばかりするな。焼き肉をおごりたくない馬るこみたいだな」になっていた。客席は爆笑と大拍手。だが、馬るこの背中に冷や汗が流れた。「まずい。シャレに見せかけてるけど、ブラック師匠はマジだ」。ブラックの楽屋を訪ねて「わたしに焼き肉をごちそうさせていただけませんか」と頭を下げた。ブラックは厳かに言った。「カルビクッパもな」
 高座の落語は一席で簡潔するのが原則。しかし、前の演者のギャグを次の演者が打ち返すことで笑いが連携する。打ち損なったら負け。客の多寡は関係無し。演者同士のプライドをかけた真剣勝負だ。異なる演者たちが連なる演芸場に身を置いた客だけが、時折に散る火花を目撃できる。

次回は9月13日に掲載します。(原文ママ)
【尾崎稔裕】


この日の夜が大須演芸場の独演会で、その宣伝ものっけていただいたので、
おかげさまで観客増に結びついたと思われます。
ありがとうございました。
焼き肉一つで新聞ネタになるんですね。
勉強になりました。
posted by 鈴々舎馬るこ at 20:08| Comment(0) | 記事
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